士業のランディングページ(LP)とは|ホームページとの使い分け

ホームページを作ろうと調べていると、必ず出てくるのが「LP(ランディングページ)」という言葉です。ホームページと何が違うのか、士業にも必要なのか——ここを整理しておくと、限られた時間とお金をどこに使うかがはっきりします。

LPとは、行動をうながすことに絞った1ページ

LP(ランディングページ)は、「申し込む」「問い合わせる」という行動につなげることだけを目的にした縦長の1ページです。ほかのページへのリンクをできるだけ置かず、上から下まで読んでもらって、最後のボタンで行動してもらう。そういう作りになっています。

ホームページが「事務所の情報が一式そろった箱」だとすれば、LPは「ひとつのサービスを説明しきる一本道」です。

ホームページLP(ランディングページ)
構成複数ページ基本は1ページ
目的事務所を知ってもらう・信頼してもらうひとつのサービスへの申し込み
他ページへのリンク多いほとんど置かない
向いている使い方長く育てる資産広告の受け皿・特定業務の入口

なぜ1ページのほうが伝わるのか

いまは検索の多くがスマートフォンから行われます。スマホで見たとき、通常のホームページだと、知りたい情報にたどり着くまでに何度かタップが必要です。そのたびに、少しずつ人は離れていきます

LPは、必要な情報を1ページに順番どおり並べてあるので、スクロールするだけで最後まで読めます。「読む→納得する→申し込む」が途切れないぶん、行動につながりやすい。これがLPの強みです。

断定はできません「LPにすれば必ず成約が増える」というものではありません。効果は分野・地域・価格帯・広告の有無によって変わります。まずは1つ作って、反応を見ながら直していくのが現実的です。
机に書類・ファイル・ペンを並べた俯瞰の水彩イラスト
伝える順番を決めるだけで、読まれ方が変わります。

LPの基本の並び順

LPには、おおむね決まった型があります。上から順に、こう並べます。

  • ① 何のサービスか——ひと目で分かるキャッチコピー
  • ② こんなことでお困りではありませんか——読み手が自分ごとだと気づく部分
  • ③ 依頼すると、どうなるか——得られる結果と、その根拠
  • ④ サービスの内容——何をどこまでやるのか、料金の目安
  • ⑤ 安心してもらう材料——実績、流れ、よくある質問
  • ⑥ 申し込みボタン——迷わせない、はっきりした導線

この順番は、対面での説明の流れとほぼ同じです。いい相談員の話し方を、そのままページにした——そう考えると腑に落ちると思います。

士業とLPは、相性がいい

士業の仕事は、突き詰めれば「困りごとの解決」です。困っている人が検索して、そのページで解決の道筋が見えれば、そのまま相談につながる。これはLPの型とぴったり重なります。

さらに、LPは広告の受け皿としてもそのまま使えます。「建設業許可 ◯◯市」のようなキーワードで広告を出すとき、飛ばす先が事務所トップページだと、読み手は自分で情報を探すことになります。LPなら、その一件のためだけの説明が並んでいます。

整った事務所の机まわりと観葉植物、朝の光の水彩イラスト
ホームページは本拠地、LPは一本道の入口。

使い分けの考え方

どちらか一方を選ぶ話ではありません。役割が違います。

  • ホームページ——事務所の信頼をつくる本拠地。記事を足しながら長く育てる。
  • LP——力を入れたい業務ごとの入口。広告を出すならここに飛ばす。

開業直後にどちらから作るかと聞かれたら、私はまずホームページと答えます。信頼の土台がないと、LPだけあっても「この人は誰だろう」で止まってしまうからです。ホームページを整えて、主要業務が定まってきたら、その業務のLPを1本作る。この順番が無理がないと思います。

まとめ

LPは、ひとつのサービスへの行動に絞った1ページです。スマホで読み切れること、説明の順番が固定されていることが強みで、士業の「困りごと解決」とよく合います。ホームページを本拠地として育てつつ、主要業務が決まったらLPを足す——この組み合わせで、ネットからの入口をつくっていきましょう。

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——ヒロやん